家にいて寛げるのは大事な事だと考えます。緊張感のある住まいを好む人は
いないと思います。人間は本来弱い動物です。その弱さを補ってくれるのが
衣服であり、住まいです。家に帰って来てホッとする、その瞬間の持続が寛
ぎと言えるのかもしれません。人それぞれの寛げる条件を見出したいと思います。
人が住まう事の関係は、家族だけに留まらず、近隣の方々との人間関係や
自然との関係、自分が住んでいる建築がその街の雰囲気を形成する街との関係
などが有ります。住まい手の自分達らしい家を関係性の中で考えます。
家を造ろうと考える時に、家族全員の考えが同じである事は稀です。
家族と言うだけで一緒の空間を共有する事の意味が問われている現代において
それぞれの思いを積み上げて形にして行く事は重要だと考えます。
環境には二つ有ります。それは家の室外環境と家の室内環境です。
室外環境は自然が作用する物と人為的なものが作用する環境が有り建築は
この室外環境を遮断して室内環境を安定させる事を近年は求めて来ました。
これからはエネルギーの効率的利用が地球にやさしくなる事として求めら
れる時代です。今までとは違う考え方で室外環境を取り入れながら室内環
境を安定させる事が必要だと考えています。